2024年12月 12星座別星の便り

しんしんと降る雪が
世界をまっしろに染めていく。

降り積もる雪に音が吸い込まれていく。

わたしは、外へと放とうとした言葉をそっとしまった。
今は、この静けさとともにいられたらって、そう思ったから。

この時期、欲望や争いの火を、ふぅって消してあげる。
言ってしまいたい言葉も、そっとしまってあげる。
湧き上がる大きすぎる欲望からは、静かに離れる。

いつもよりもっと、静かで平和な心を大切に。
やわらかい心で、今年を締めくくるために。

12月は、この雪の雰囲気とともに綴っていきます。

(下にスクロールしていくと全ての星座が見えます。
順番は牡羊座→牡牛座→双子座→蟹座→獅子座→乙女座→天秤座→蠍座→射手座→山羊座→水瓶座→魚座です。)

牡羊座

雪のなかを走っていく1匹の鹿に、鳥が話しかける。
「どこへいくの?」
鹿は足をとめて鳥の方に目を向ける。
「懐かしい場所に行こうと思うんだ。
少しだけ遠いのに、行きたくなったんだ。
不思議だけどね。」
鳥は優しく微笑んで伝えてくれる。
「そこで君は大切ななにかを思い出すよ。」
懐かしさを大切に。
そこに問いかけへのヒントが隠されている。

牡牛座

「うーん、うーん。」
一羽の鳥が悩んでいるのを見て
さらさらと降る雪の結晶がそっと伝える。

「悩んでいるなら、やってごらん。
今の君はね、前に進むときなんだよ。
立ち止まるときではないんだ。
今はね、迷ったら、やってみる。
そういうときなんだよ。」

鳥は小さく頷くと、堂々と羽を広げて飛び立った。

双子座

雪のなかを一羽の鳥が飛んでいと
びゅ〜っと大きな風が吹く。

鳥は目を閉じて、風に身を委ねる。
風は、鳥を行くべきとろこへと運んでくれる。

「どこへいくの?」
鳥が風に尋ねると風は優しく答えてくれた。
「今はね、1人でいるときではないんだよ。
人に会うんだ。
人のなかでこそ、豊かな刺激をもらい、
これからの道が見えてくる。
積極的に人に会うんだよ。」

心のままに。
風の吹くままに。
会いたい人に、会いにいく。

蟹座

小さな女の子が窓から雪を見ていた。
「君は、外へ行かないの?
みんな外で遊んでいるよ?」

窓にくっつく雪の結晶が
女の子に優しく問いかける。

「自分の世界に、今はいたいの。
ここで外を眺めながら。

自分の暮らしを整えるとね、
自分が整っていく気がするの。
自分は自分なんだ。
そのままでいいんだ。
そう思えるの。」

心に隙間をつくるとき。
「自分」はどうしたいか考えるとき。

獅子座

降り積もった雪のなかをザクザクと
前に、前に歩いていく女の子。
その女の子に小さな鳥が問いかける?
「どこへいくの?」

女の子は自信満々に答える。
「覚悟を決めたの。
だからね、挑戦しにいくの。
どんなに雪で歩きづらくても
今、行きたいの。」

「ねぇ、一緒についていってもいい?
なんとなく、君が気になるんだ。」

覚悟を決めて、進んでいくと
自然と人がついてくる。
もともと人を惹きつけるものをもっている獅子座さん。
その魅力が増していくとき。

乙女座

木に降り積もった雪が、
ざざざっと地面に落ちる音。
雪で楽しそうに遊ぶ子供達の声。
外からはさまざまなが聞こえる。

その音を楽しそうに聞きながら
家のなかを整えていく小さな女の子。
窓辺に訪れた鳥が女の子に話しかける。

「居場所を整える時期なんだね。
大切なものを大切に。
違和感の生まれたものは、そっと手放す。
自分の人生にとって本当に必要な「こだわり」と
必要のない「こだわり」が分かってきているんだ。
人生がもっともっと、クリアになっていくときなんだよ。」

女の子はそっと頷いた。

天秤座

冬に咲く美しく可憐な花に
かわいらしい鳥たちが集まってきて
花の美しさを引き立てる。

静かに降る雪が可憐な花に話しかける。

「周りの人がね、
君の魅力を引き出してくれるときなんだ。
自分の個性を大切に外へと広げていくとき。

あまり深刻にならなくていいんだよ。
軽やかに、緩やかに、のびのびと。
それが今の君のキーワードだよ。」

可憐な花は雪に向かって小さく微笑んだ。

蠍座

雪だるまをつくっていた女の子。
目のところに石をはめようとして手をとめる。

それをみていた鳥が女の子に問いかける。
「どうしたの?」

女の子は雪だるまをじーっとみながら
「なんだか、違う気がするの。
もっと他にやりようがあるような・・・。
でも、これでいいかな。」

鳥は優しく微笑んで女の子に伝える。
「今は決めなくていいときだよ。
今は結論をださないで。
焦らなくていいんだ。
とにかく今はね、
今の君ができる行動を全部やっていくんだよ。」

女の子は大きく頷いて
雪だるまの目や鼻になる材料を集め始めた。

射手座

猫がこたつのなかでまーるくなっていると
女の子がこたつをのぞいて問いかける。
「一緒に雪で遊ばない?」

猫は大きく顔を横に振る。
「ゆっくりしていたいんだよ。
心を静かに、落ち着かせて。
立ち止まるときがあってもいいでしょ?」

「そっか。
あなたは自分の心に委ねているのね。
わたしも、君に付き合うよ。」
そう言って女の子もこたつにはいる。

静かな時間。
優しい時間。

山羊座

雪のなかを歩く女の子。
ふと振り返ると、雪道に自分の足跡。

女の子は自分の足跡に沿って
来た道を戻っていく。

女の子の手のひらのうえにひらりと舞い降りた
雪の結晶が、女の子に話しかける。

「どうしたの?」

「来た道を振り返りたくなったの。
前に進むために、戻るの。」

過去に意識が向くとき。
過去が今を癒し、問いかけへのヒントをくれる。

水瓶座

女の子が外で温かいココアを飲んでいると、
雪の結晶がココアにふわりと舞い降りる。

舞い降りた雪の結晶は
温かいココアに溶けてひとつになる。

もうひとくち飲むと、ココアは今も温かくて
女の子を内側から温めてくれる。

膝のうえにいる犬が女の子にそっと伝える。

「人と温かい関わり合いができるときだよ。
人と関わっていく選択をして。
でも心地よい人とだけでいい。
心で結びついたような、安心した感覚に出会えるんだ。」

人との関わりのなかで心がそっと解けていく。

魚座

鳥たちの群れが雪のなかを飛んでいく。
雪景色に見惚れて群れから離れている1羽の鳥。

「少し離れちゃった。」
鳥がそう言うと優しい風が伝えてくれる。

「たっぷりと時間をかけていいんだよ。
これまで君のペースで進んできた。
これからもそうだよ。
君のペースで進んでいけばいいんだ。
ちゃんと風が導いてあげるよ。」

無理をしない。
長い目で選んでいく。
どんなときも、導いてくれる存在に出会えるから。

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